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【HSS型HSPのお仕事:No.28】ご経験談を語っていただきました【県庁の臨時職員】

【HSS型HSPのお仕事:No.28】ご経験談を語っていただきました【県庁の臨時職員】 HSP/HSS型HSPのお仕事経験談

「HSP/HSS目線で語る職業のメリット・デメリット」について当事者の方々に書いていただいています。

今回は県庁の臨時職員のご経験をひよさんに語っていただきました。

HSS型HSPのお仕事経験談No.28:ひよさんについて

まず最初にひよさんについてご紹介します。

ご年齢20代前半
HSP?
HSS型HSP?
HSS型HSP
ご職業県庁の臨時職員
職場環境オフィス勤務
雇用形態パート
就業期間2020年4月~現在

HSS型HSPのお仕事経験談No.28:お仕事内容

お仕事内容について教えてください。

書類チェック、コピー、事務補助、その他雑用などです。

臨時職員なので電話応対はないです。

このお仕事を始めたきっかけは何ですか?

実は去年の8月から12月の4か月間、現在働いている課と同じ課で臨時職員として働いていました。

契約期間が切れたので次の就職先はどうしようかすごく悩んでいたところ、お世話になった上司から電話が…。

「またウチの課で臨時職員を募集するんだけど、よかったらどうかな?」

私は衝撃を受けました。

また同じ課で働けるなんて思ってもいませんでしたし、新たな就職先も決まっていなかったので、「とりあえず将来を考えながら1年間働く」と決めました。

今度は今年の4月から1年契約です。

どんな環境で働いていますか?

県庁には様々な課がありますが、私が所属している課の人数は30人で、男女比は4:6くらい。

年齢層30代後半60代前後と幅広いです。

主婦が多く、非正規職員も何名かいます。

HSS型HSPのお仕事経験談No.28:お仕事のメリット

どんなところがHSS型HSP、ひよさんに向いていますか?

臨時職員は電話応対がないので、電話が苦手な私にとってはものすごくありがたかったです。

また、臨時職員に任される仕事は正職員さんの仕事のほんの一部なので、そこまで覚えることは多くなくルーチンワークです。

私は臨機応変な対応を求められることが苦手で、覚えることが多かったり複雑すぎたらすぐにキャパオーバーしてしまい苦しくなりますが、臨時職員の仕事はルーチンワークだしイレギュラーな出来事もほとんどないです。

そういう意味で自分にすごく合っていると思いました。

一緒に働いている人について、いかがですか?

もう1人臨時職員の方(50後半の女性)がおり、その方と協力して仕事を進めています。

チームではなく相手は1人なので、コミュニケーションが取りやすいです。

職場環境や人間関係はいかがですか?

私が所属している課は県庁内でも特に雰囲気が穏やかと言われており、課長をはじめ優しい方ばかりで分からないことも聞きやすい環境です。

私から見たら親と同じ歳くらいの方が多いですが、向こうから話しかけてくれることが多く、楽しく会話しています。

お昼時間についてはどうですか?

自分の席で食べたり社員食堂で食べたり外食したりと、職員はそれぞれ自由に過ごしています。

私はお弁当を持ってきているので、自分の席で1人でゆったりと食べています。

課内のお昼は静かでガヤガヤしていないので、とても落ち着きます。

たまに外でのんびり食べに行ったり、余った時間はデスクでスマホを見たり…。

社会人になったら、ドラマに出ているようなOL同士のランチタイムを過ごさないといけないのかなぁ、と不安を感じていました。

ですがそんなことは全くなく、自由に過ごせています。

これは私の性格に合っていますね。笑

HSS型HSPのお仕事経験談No.28:お仕事のデメリット

HSS型HSPに向いてないなと感じる点を教えてください。

主な仕事内容は書類チェックです。

細かく見ないといけない項目が多いのですが、書類が膨大な量なので、HSSが入っている私にとっては、途中から飽きることが多いです。

締め切りが決まっており、いかに期間内に終わらせるかを考えながら作業を進めるのですが、集中力が切れたときは、お手洗いに行ったり、チョコレートをつまんだりしています。

変化のある仕事が苦手なのでルーチンワークはやりやすいですが、飽きっぽいのでどういう心持ちで仕事に臨むべきだろうかと考えたことがあります。

なので、つまらないなと感じたら「いかに早く仕事を終わらせるか」、「この時間までにこの作業を終わらせる」など、自分の中で競争をします。

そうすると時間もあっという間に感じて、やりがいも出てきました。

HSS型HSPで辛く感じる点はありますか?

2つあります。

1つ目は、何か分からないことがあったときに部屋が静かだった場合、質問しづらいことです。

そんなこと気にせずに堂々と席を立って質問しにいけばいいのですが、自分の声が周囲に聞こえたりするのが恥ずかしくて、少しガヤガヤしてきたタイミングを計って質問しにいきます。

また、仕事中は静かな時間が多いですが、そういうときにもう1人の臨時職員の方と仕事のコミュニケーションを取るだけで周囲を気にしてしまいます

お昼ご飯の時間は結構静かなので、誰かから話しかけられたとき、自分の声や話の内容を周囲の人に聞かれたくなくて、雑談にも集中できません。

そういうことをいちいち気にしてしまうので、余計な神経を使い疲れやすいです。

周囲の静けさが逆に気になってしまうこと、ありますよね。

静かだと聞こうと思わなくても、他の人の耳に会話が入ってしまうのが気になってしまったり…。

2つ目は何ですか?

疲れやすいことです。

「HSPは疲れやすい」と聞きますが、実際に働いてみてその言葉の意味がよく分かりました。

働き始めた当初は自分がHSPかどうかよく分からずに過ごしていましたが、仕事終わりのすごい疲労感。

帰りの電車内ではぐったりです。

仕事だけではなく、どこか遊びに行ったときもすぐに疲れます。

「なんで私ってこんなに疲れやすいんだろう」と悩んでましたが、HSPという言葉を知ってから、「だからこんなに疲れやすいのか」と少し納得できました。

もともと体力も無いほうですが、無意識のうちに色々と神経や気を使っているのかもしれません。

しかしありがたいことに、臨時職員には調整休という休みがあり、土日入れて週3日か4日休みがあります。

さらに有休も気兼ねなく取れるので、休日を挟むことで無理せず仕事ができます。

休みが多いことで疲れやすい私でも、リフレッシュできて心の休息を保てています

調整休日があるのは良いですね。

週末以外にも平日に休みが入ることで、体力も気力も回復しやすいですし、仰っているように心身ともにリフレッシュしやすいと思います。

正直、私はとても運が良かったと思います。

職場が殺伐とした雰囲気だったりキャパオーバーするような仕事内容だったら、もうとっくに辞めていたかもしれません。

私にとって過ごしやすい職場で働けたことに感謝して、日々を過ごしています。

色々悩むこともありますが、契約期間終了まで楽しく過ごしていきたいと思います。

HSS型HSPのお仕事経験談を聞いて感じたこと

お仕事内容よりも、職場の人間関係や休日がしっかり取れる環境が、働きやすさに繋がっていると感じました。

ご自身のキャパシティを理解した上で、仕事と私生活のバランスを取っているひよさんの働き方は印象的です。

週5日フルタイムで働くことが全てではありません。

ひよさんのご経験は、無理しすぎず働くための、1つのヒントになる気がします。

ひよさん、ご経験を語っていただきありがとうございました!

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