【HSS型HSPのお仕事:No.18】ご経験談を語っていただきました【日本語教師(2)】

【HSS型HSPのお仕事:No.18】ご経験談を語っていただきました【日本語教師(2)】 HSP/HSS型HSPの経験談

「HSP/HSS目線で語る職業のメリット・デメリット」について当事者の方々に書いていただいています。

今回は日本語教師のご経験をなおさんに語っていただきました。

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HSS型HSPのお仕事経験談No18:なおさんについて

まず最初になおさんについてご紹介します。

ご年齢31歳
HSP?
HSS型HSP?
HSS型HSP
ご職業日本語教師
職場環境日本語学校
(フリーランスになる前)
雇用形態フリーランス
就業期間2019年4月〜現在

HSS型HSPのお仕事経験談No.18:お仕事内容

お仕事内容について教えてください。

2019年3月末から2020年2月中旬まで、ポーランドのワルシャワにある日本語学校で日本語教師をしていました。

主な仕事内容は、日本語の教授(授業準備、宿題チェック、テスト作成を含む)行事の運営、進行です。

お仕事を始めたきっかけは?

幼少期からヨーロッパへの憧れが強く、いつか住んでみたいという漠然とした夢がありました。

大人になるにつれてその憧れは大きくなり、海外で生活費を稼ぐためにできる仕事は何かと考えたときに思い浮かんだのが、日本語教師でした。

元々フィンランドの社会制度や教育システムに興味があったのと、一度ホームステイをしてすっかり気に入ったのでフィンランドで仕事がしたかったのですが、なかなか求人が見つけられず諦めかけていました。

そんなとき、日本語教師の養成講座を受けた学校からワルシャワの求人が出ていたので、「この際ヨーロッパならどこでもいいかな」と思い、応募したら採用となりました。

職場環境についてはどうですか?

ポーランド・ワルシャワの日本語学校

生徒数が200人前後規模の民間学校に、ボス(社長)が1名、日本人教師7名、ポーランド人のマネージャー1名、ポーランド人のアルバイト2名の10人でした。

ボスは海外在住なので、ポーランドに帰ってきたとき以外はメールでのやりとりでした。

日本語学校にしては教師の年齢層が若く、私が働いていたときは、20代〜30代の女性のみでした。

フリーランスとして(2020年4月〜)

2020年2月中旬に日本での手続きのため一時帰国して、3月中旬にポーランドに戻る予定でした。

しかし新型肺炎の影響でポーランド政府が国境を封鎖したため、ポーランドへの再入国ができなくなってしまいました。

今は日本でフリーランスでプライベートレッスンをしています。

HSS型HSPのお仕事経験談No.18:お仕事のメリット

どんなところがHSS型HSPに向いていますか?

日本語学校

職場環境や同僚は良かったのですが、常に自分にはこの仕事は向いていないと思っていました。

理由は次のデメリットに書いています。

フリーランス

日本語学校では色々なことがうまくできなくて、自分は日本語教師に向いていないんじゃないかと思っていましたが、環境が合っていなかっただけということがわかりました。

フリーランスになってから自分のペースで自己完結的に仕事が進められるので、とても楽になりました。

学校で働いていたときは1つのクラスを数人の教師で教えていたので、他の教師とのやりとりが必要で自分だけの判断で進めることができませんでした。

今は全て自分で決断して仕事を進めることができます。

学校では対面のグループレッスンでしたが、フリーランスになってからはオンラインのプライベートレッスンのみになりました。

グループクラスのレッスン中は同時並行的に様々なことが起こりますが、私には刺激が強く対処することで精一杯になってしまい、授業後はとても疲れていました。

その点、プライベートは1人の生徒さんに集中できるので、自分にとってメリットになっていると思います。

他にはありますか?

自分に合った生徒さんを選べる点も良いです。

一度トライアルレッスンをしたときに、インターネットの接続が悪かったことに加えて、私がその方に違和感を感じた点があったので、こちらからレッスンの継続をお断りしたことがありました。

対応が難しい生徒さんは自分の判断だけで断れるのも私にとって良い点です。

フリーランスは同僚がいないので孤独だと思われがちですが、TwitterやFacebook上に日本語教師のコミュニティーが数多く存在しています。

ソーシャルメディアで興味がある勉強会を見つけたら、積極的に参加するようにしています。

違う環境で働いている方に悩みを相談すると、自分とは違う視点でアドバイスを頂けたりするので刺激になります。

学校で働いていたときは、すぐ質問できる環境だったにも関わらず「そんな細かい事気になるなんて神経質な人だと思われないかな」などを気にしてしまって、同僚に気軽に質問できませんでした。

今回、予期せぬことがきっかけで働く環境が変わったのですが、私は学校で働いていたときよりもフリーランスでやっている今の方が気楽で楽しいです。

働く環境が変わると、お仕事は同じでもストレスの感じ方が全然違いますよね。

HSS型HSPのお仕事経験談No.18:お仕事のデメリット

HSS型HSPに向いていないなと感じる点を教えてください。

日本語学校

向いている点でも少し触れましたが、職場環境や人間関係は良かったのですが自分の性質と環境が合っていなかったことが多いと感じました。

学校ではグループレッスンを担当していました。

1クラス4人から12人で構成されていて年齢は様々で、同じクラスに小学生から50代くらいの生徒さんがいました。

授業をしながら様々な性質の人の反応を見たりと、同時並行的にしなければならないことが多く、私には難しかったです。

日本語を教えることに集中できず、人のちょっとした反応や顔色ばかり伺っていていつもおどおどしていたような気がします。

先ほども少し書きましたが、気軽に質問するのが難しく、結局質問せずに授業中やらかしてしまうことがありました。

生徒さんの立場を考えると、日本語教師としてあるまじきことだと思います。

その前に他の先生に何かを聞いたときに、全く悪気なく

「そんな事は気にしなくて大丈夫ですよ」

「そこは重要じゃなくて…」

と言われた言葉を気にしすぎてしまい、質問しづらくなってしまいました。

全てのHSPの方がそうかはわかりませんが、私は自分と同じ仕事をしている人とすぐに比較してしまい、自分の出来なさに落ち込んでしまいます。

同じ職場の人と比べてしまうことについて、具体的に語ってくださっています。

私と同じ時期に、5歳年下の日本人女性(Aさん)がその学校で日本語教師として働き始めました。

彼女はとても社交的で、日本語教師の経験が全くないにも関わらず、教え方も非常に上手でした。

性格も明るくサバサバしているので、わからないことはさっと同僚に質問をして解決し、すぐ職場に馴染んでいました。

ある日、先輩教師に模擬授業を見学してもらったときに

「同じ事を教えているのに、Aさんとなおさんは全然違いますね。Aさんの方がテンポも良く、声量もあるし、人を引きつける力があります」

とコメントを頂きました。

私のためを思って言ってくれていたのはわかっていたのですが

「やはり教師になる人間はAさんみたいな人じゃないとダメなのだろうか」

「なぜ私は彼女みたいにできないのだろうか」

と思い悩んだ時期が続きました。

人によっては比較をすることで成長できるのかもしれませんが、元々劣等感が強いためか、その後しばらく自分の出来なさを反芻して立ち直るのに時間がかかります。

フリーランスになった今でも、同じオンライン日本語教師の方と比較してしまいます。

ですが毎日会う人ではないし、自分でその人の情報をシャットダウンすることもできるし、刺激が欲しければ見ることもできたりと調整できます。

フリーランス

フリーランスになってからHSS型HSPの自分が感じたのは、自制心ある程度の出来でOKを出す必要があるということです。

私の場合、完璧を求めすぎてなかなか行動に移せず、仕事以外のことをしてしまったり、反対に調子がいいときはいつまでも仕事をしてしまい、力尽きて4日間ベッドから出ないこともありました。

まだ始めたばかりなので今後も課題が色々出てくると思いますが、私は学校で働くよりフリーランスの方が自分には向いているんじゃないかと感じています。

質を高めることはキリがないし、締め切りがあったりすると、自分を納得させて仕事を進めなければいけないですよね。

特にフリーランスは作業効率がそのまま収入に直結するので、いかに早く最高のものが出せるかを常に考えています。

HSS型HSPのお仕事経験談を聞いて感じたこと

同じお仕事でも、働き方は重要ですよね。

フリーランスは責任や自己管理能力が問われますが、自分のペースで働けるのはやっぱり心地よいです。

「自分のペース≠好き勝手にできる」なのは確かですが、慣れてくると自分のキャパシティが分かってきて無理をしすぎる前に調整もできます。

そして教えることや言葉を扱う日本語教師は、HSPが自然と強みになるお仕事の1つだと改めて感じました。

なおさん、ご経験を語っていただきありがとうございました!

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