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【HSPのお仕事:No.15】ご経験談を語っていただきました【企業の受付】

【HSPのお仕事:No.15】ご経験談を語っていただきました【企業の受付】 HSP/HSS型HSPのお仕事経験談

「HSP/HSS目線で語る職業のメリット・デメリット」について当事者の方々に書いていただいています。

今回は企業の受付のご経験をななぴさんに語っていただきました。

HSPのお仕事経験談No.15:ななぴさんについて

まず最初にななぴさんについてご紹介します。

ご年齢20代後半
HSP?
HSS型HSP?
HSP
ご職業企業受付
職場環境オフィス勤務
雇用形態派遣社員
就業期間2019年10月~現在

HSPのお仕事経験談No.15:お仕事内容

お仕事内容について教えてください。

2名体制の受付で、主に来客対応、会議室予約、担当部署引継ぎ、電話対応、書類翻訳等を行っています。

お仕事を始めたきっかけは?

TOEICスコアを生かしたいと思っていたため、英語を使用する仕事を探していました。

実際仕事では、外国人のお客様が来ることもあるので、英語対応や書類翻訳を行うこともあります。

また、都会のオフィス街ではなく地元ののんびりとしたところで働きたいと思っていたので、職場見学をしたときに環境面でも今の職場がぴったりだと思いました。

どんな職場で働いていますか?

派遣先はメーカーですが、社員の方は平均年齢40~60代くらいです。受付は管理部に属していて、管理部の年齢層は20代~60代です。少人数で同じ派遣元の方も働いています。

受付は2名体制ですが、それぞれ別々の建物に配属されているため実際は1名体制です。

敷地内にはいくつか建物があり、全体的には500人くらい働いていると思いますが、私の建物は100人以下で割とこじんまりしています。

来客者数は1日15人前後でしたが、現在はコロナで商談が中止となっているためほとんど来客はなくなりました。

9時~18時勤務で、残業や早出、飲み会の強制はほとんどなく、社内イベント等の参加も自由です。

残業等がないのは、派遣社員ならではのメリットですね。

HSPのお仕事経験談No.15:お仕事のメリット

どんなところがHSPに向いていますか?

少人数で働けるところがHSPに向いていると思います。特別な日以外、基本的には1名体制なので周りの環境に影響されることがありません

以前は1つのオフィスに100人前後の職場に勤めていたのですが、いちいち周りの人の感情に影響されてしまったり、派閥争いに巻き込まれることもあり、仕事に行くだけでもかなり疲弊していました。

女性が多い職場だと、女性特有の噂話を聞くだけでもうんざりしてしまいます。

私も噂話が苦手で、女性陣の輪に入らないようにするために、結構神経を使っていました。

現在は、たまに来るお客様や、管理部の数名と話すだけなのでとても気が楽ですし、事務作業する際も1人黙々と作業するので、仕事への集中力が増えた気がします。

人間関係も必要最低限の人しか関わらないので周りに影響されることが減りました。

コロナでほとんどお客様が来ないことや、在宅勤務の社員さんが増えて接客対応することも減ったので、今まで以上に事務作業に集中することができ、仕事効率も上がっています。

1名体制ということと、業務で関わる人の数が、HSP向きですね。

また、受付専用の控室が用意されていることも有難いです。

もう1人の方と一緒に使用していますが、休憩時間がずれるので基本的に休憩時間は1人静かに過ごすことができます。

狭い部屋ですが仮眠をとったりゲームをしてのんびりしたり、お昼ご飯も1人で食べられるのがいいですね。

昔から、3人以上で集まって話したりすることが苦手だったので、職場でのお昼時間は苦痛でした。ですが、今はその苦痛からも解放されたことで余計なストレスも軽減されました。

お昼時間の環境は死活問題!という人は少ないくないはず。

受付の方専用の控室があるなんて、羨ましいです。

職場は家から約50分。

電車を乗り継ぎ少し不便な場所にありますが、ローカルな駅なので通勤ラッシュはほとんどありません。

駅の使用者もそれほど多くないので、満員電車などの殺伐とした雰囲気に影響されることもないです。

HSPの人にとって満員電車や人混みはとても苦痛なので、オフィス街から離れた場所や、車通勤可能な職場で働くのが合っているのかなと思いました。

職場は緑に囲まれたのどかな場所にあります。

もともと北関東のなかでも田舎県なのですが、職場は特に自然豊かな住宅街のなかにあり、近くには大きな公園、川や森もあります。

休憩時間には、近くの森を散歩したり、公園で深呼吸することで気持ちも癒されます。ずっと神経を使っていることはよくないので、自然のなかで気分転換できる環境は嬉しいですね。

また、会社の敷地内にはリスやタヌキ、珍しい鳥が遊びに来ることもあります。私は動物が大好きなので、働きながら色々な動物に巡り合えるところも癒されるポイントです。

なんて素敵な環境…!

近くに自然があると、緊張した身体もほぐれますよね。

受付は接客業でもあり日々多くの人と接する仕事です。

(現在は社員の在宅勤務により、対応数も減りましたが…)

HSPで人混みが苦手な私が受付なんてできるのかなと思っていましたが、やはり職場の雰囲気や環境を優先してよかったと思っています。

日々多くの方と接する仕事ですが、多くは一時的に来客者の対応をすることや、事務仕事がメインであり、実際職場のなかで人間関係を築くのはごく数人です。

そのため、嫌な人間関係に悩まされることなく、HSPの私でもストレスなく続けられているのだと思います。意外にも、派遣社員にはメリットがたくさんあると思っています。

例えばどんなメリットがありますか?

派遣会社によって違うかもしれませんが、私の派遣会社では面接前に職場見学をさせてくれました。

職場見学をすることによって、実際働いている人の雰囲気をつかむこともできるし、職場周りの環境(人の多いオフィス街か、自然の多い静かな場所か、など)を知れます。

残業や早出もなく飲み会に参加することも不要なので、自分の時間を大事にしたい方に合った働き方だと思います。

万が一派遣先が合わなかった場合は、契約更新をせず別の場所を探すこともできますし、派遣先への交渉は担当者がやってくれるので余計な手間がかからないのも助かります。

これ、本当そう思います。

派遣社員って、自分の時間をしっかり確保しながら働ける環境なんですよね。

直接雇用ではないので、何かトラブルがあっても派遣会社が対応してくれるという安心感があります。

HSPのお仕事経験談No.15:お仕事のデメリット

HSPに向いていないなと感じる点を教えてください。

1名体制の仕事で静かに落ち着いて仕事ができますが、あまりにも1日中1人だと、さすがに気が滅入ることもあります。

以前は社員の方や来客された方とお話しする機会もありましたが、現在は来客者数も減ったため、特に人と話す機会が減りました。

また、管理部に配属されてはいるものの、実際に管理部で働いている方たちとは業務内容が全く違います。そのため、受付業ならではの悩みや、愚痴を相談しづらく孤独になりそうなこともあります。

そんなときは、休憩中や終業後にもう1人の受付の方と、積極的に話して悩みなどを共有することにしています。

就業環境についてはいかがですか?

在宅勤務が広がるなか、接客業である受付は、在宅勤務ができないところもデメリットではあります。

家でパソコンを開いてできる仕事ではないので、緊急事態宣言が出されていた期間も、毎日通勤していました。今でも、毎日公共交通機関を使用しての通勤は不安ですが、接客業なので仕方のないことですね。

都会から離れた田舎で働いているゆえのデメリットもあります。最寄り駅の電車本数は1時間に5~6本で、夜になるとさらに少なくなります。

特に冬は電車を待っている時間も辛く、歩いて帰った方が良いのではないかと思うほど。私は車やバイクの免許も持っていないため、交通の不便さは、田舎ならではですね。

HSPのお仕事経験談を聞いて感じたこと

派遣社員のメリットをわかりやすくまとめてくださっていて、派遣社員時代が長かった私にとっては共感の嵐でした…!

そして、職種よりも「職場の雰囲気や環境を優先してよかった」と仰っていたことも印象的でした。

HSPの適職は一般的に語られるもので、職場環境や会社の風土、働き方が合わさって初めて、適しているかどうかを考えるべきなんだ、とつくづく感じました。

ななぴさん、ご経験を語っていただきありがとうございました!

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