HSPは、ハイリー センシティブ パーソン(Highly Sensitive Person)の頭文字をとった言葉として、広く知られるようになってきましたね。
HSPと一言で表しても、特性は人によって違います。ですがHSPに向いている職業、いわゆるHSPの適職は、特性の傾向から絞られてきます。
そこで今回は
こんな人に参考になる内容をお伝えします。
HSPに向いている職業は、探すと様々な分野にあるんですが、なかなか「これだ」としっくりくるものに出逢えないですよね?
この記事でご紹介する職業を参考に、今後のキャリア形成を考えてみてください。
HSPの適職リスト

それではHSPに向いている職業を、分野別にまとめてご紹介します。
医療・福祉
人の命を助けたり、サポートする仕事は、他人の気持ちを敏感に感じ取るHSPの人に向いている職業、と言えます。
人の役に立ち、感謝されることに喜びや幸せを感じられる人は合っているでしょう。それと同時に、自分よりも他人も優先してしまいがちな人が多いので注意です。

まずは、自分の心と体を大切にしてね。
頑張りすぎたり他人の事情に入り込みすぎないように、自分にブレーキがかけられるようにしておくことも、重要です。
ケアマネージャーのお仕事経験談を語っていただきました▼
≫ 【HSS型HSPのお仕事:No.1】ご経験談を語っていただきました【福祉施設の相談員&ケアマネージャー】
語学関係
繊細な感性と鋭い洞察力、表現の豊かさから、言葉を扱う仕事は、HSP向きと言えます。
語学を活かして教師をしたり、資格を取ってスキルアップしやすいのもこの分野の特徴です。

執筆を中心に仕事をしているんだけど、自分の感情や想いを言葉で表現することは、天職だと思ってるよ。
語学とHSPに相性の良さを実感するなぁ。
≫ HSPが得意なことを活かせる適職とは?【HSPの私が自分と向き合って見つけたもの】
PC1つで独立しやすいので、将来フリーランスを目指す人は、通信講座で学んでみるのも1つの手です。
アルクは全てオンラインで学べます。

語学関係のお仕事をした方々に、経験談を語ってもらいました。参考になる内容ばかりです。
≫ 【HSS型HSPのお仕事:No.6】ご経験談を語っていただきました【日本語教師】
≫ 【HSS型HSPのお仕事:No.10】ご経験談を語っていただきました【翻訳&翻訳校正】
≫ 【HSPのお仕事:No.13】ご経験談を語っていただきました【編集&校正】
接客・サービス

人間関係でストレスを感じやすいHSPでも、お客さんの対応なら負担を感じにくい人もいます。
細かい配慮やサービスが提供できるというHSPの強みを活かすには、最適な職業ではないかと思います。
注意点としては、他の仕事よりも多くの人に会うことになるので、積極的に休憩を入れたり、1人の時間を作って心と体を休めることです。
接客業はシフト勤務のケースが多いので、無理のないシフトを組んでもらえるかも要チェックですね。繁忙期は特に注意して、自分の身体と相談して働けるような職場かどうかも、重要です。
Web・技術職

コーディングやプログラミングでは高い思考力や洞察力が必要です。地道な作業ではありますが、HSPだと、「黙々と作業に集中するのは得意だ」という人が多いのではないでしょうか。
人とのコミュニケーションも最低限で済む場合が多いので、ストレスを感じにくいです。コミュニケーションが苦手であれば、視野に入れてみてください。
Web関連の仕事は、他業種と比べて収入が高いことも特長です。

≫ HSPがWebデザイナーに向いている3つの理由【HSP当事者も実感】
事務・秘書
事務職や秘書は、サポートが得意な人に向いている仕事です。
洞察力に長けているHSPの人は、上司や同僚、クライアントの求めていることを理解して、先回りして作業できる人も多いでしょう。
ですが!
事務や秘書の業務は懸念点もいくつかあります。一度に異なる作業を同時並行でこなす必要があるので、人によっては苦痛を強く感じるかも。

いわゆる、マルチタスクだね。

営業事務として働いた経験があるよ。常に何かの対応や作業を効率よくこなす必要があって、それができなくてミスも連発…。マルチタスクがとことん苦手な私には、合ってなかったかな。
事務や秘書は、職場の雰囲気や、人間関係にも大きく左右される職種です。
状況をしっかり把握しつつ作業を進められる人は、「適職だ!」と感じられるでしょう。
未経験でも就けやすい職業なので、興味がある方は1度チャレンジしてみてください。
≫ HSPが事務職に向いている?その理由を当事者が解説します
事務職と秘書のお仕事経験談も、参考になれば嬉しいです。
≫ 【HSPのお仕事:No.5】ご経験談を語っていただきました【事務&庶務職】
≫ 【HSS型HSPのお仕事:No.7】ご経験談を語っていただきました【秘書】
≫ 【HSPのお仕事:No.17】ご経験談を語っていただきました【金融機関の事務】
動物関連
「人との関係は辛いけど、動物となら大丈夫」と感じるHSPの人も少なくないでしょう。
言葉ではなく、動物の感情や気持ちを読み取れるのも、1つの理由かもしれません。
人間同士だと気疲れしてしまう人も、「動物となら飾らない自分でいられる」という声もよく聞きます。
≫ 【HSPのお仕事:No.20】ご経験談を語っていただきました【動物看護師】
芸術・創作

クリエイティブな発想や手先の器用さから、芸術分野や創作活動に向いているHSPの人は、多いです。
生まれつき繊細で、鋭い感性を持っているので、物事を深く考えたり創造するのが自然とできてしまうんですよね。
独自の視点とセンスでHSPの強みを活かしやすい仕事が多いので、相性が良いという点では1番かもしれません。
ただ、芸術関係は誰しもがなれるわけではない、厳しい世界でもあります。食べていくために十分な収入は、得られにくいのも、ネックです。
副業で、趣味を仕事にできた人もいるので、まずは小さなビジネスとして始めてみてもいいかもしれません。
デザイン関連だと、在宅ワークやフリーランスとの相性が良く、個人で仕事にできることが多いのもポイントです。
HSPの適職で自分の強みを活かそう

HSPの特性=自分の強みです。適職を知る中で、ご自身の強みに気付いてもらえたら嬉しいです。
働き方も、強みを活かせるかどうかを左右するので、正社員としてなのか、フリーランスなのかを考えるのも大切です。

ちなみに私は、派遣社員で働くのが合っていました。