【HSPのお仕事:No.5】ご経験談を語っていただきました【事務&庶務職】

【HSPのお仕事:No.5】ご経験談を語っていただきました【事務&庶務職】 HSP/HSS型HSPの経験談

「HSP/HSS目線で語る職業のメリット・デメリット」について当事者の方々に書いていただいています。

今回は事務&庶務職のご経験をfukuokaさんに語っていただきました。

HSPのお仕事経験談No.5:fukuokaさんについて

まず最初にfukuokaさんについてご紹介します。

ご年齢30代後半
HSP?
HSS型HSP?
HSP
ご職業事務&庶務職
職場環境オフィス勤務
雇用形態無期契約社員
就業期間2018年6月~2019年12月末日

HSPのお仕事経験談No.5:お仕事内容

お仕事内容を教えてください。

人材派遣業・業務委託業の会社で人を派遣する側の業務をしていました。

お仕事を始めたきっかけは?

前職(学校事務)を期間満了で退職後、ハローワークや求人情報誌等で仕事を探しながら面接も数件受けたのですが、なかなか採用までいたらず2ヶ月間無職状態でした。

雇用保険はすぐに貰えていたのですが、無職の状態である自分に対する周りの目が気になったり、このままずっと仕事に就けなかったらどうしようという焦りから、とりあえず受かったから行こうという感じで入社しました。

どんなお仕事内容でしたか?

主な仕事内容は、人材の募集、応募してきた方の面接、企業様との顔合わせ、業務終了後の企業へのフォローおよび応募者へのフォローなどでした。

入社前に見た会社の募集要項では『一般事務』とあり、面接でも「主な仕事は一般事務だけど、それ以外にもいろんな人のフォローはしてもらわないといけないです。でもそれはどこの会社も同じですよね」と言われました。

「それはそうだよな」と思っていましたが、今考えたら他の人のフォローではなく、他の人の仕事をほぼ丸投げされていた形だったんだろうなと感じています。

募集要項と実際の作業内容のギャップって結構あるんですよね…。

「思ってたのと違う」っていうモヤッとした気持ちが。

職場環境はいかがでしたか?

派遣業務部は主に3部署あり、他に経理部もありました。

私は1部署をほぼ1人で任され、経理部の方(2名)が在籍年数が長いという点からフォローをしてくれる形でした。

私も経理部のフォローをしていたので、実質3人で1部署と経理を回している形でした。

さらに私だけではなく他の社員の方も、他の部署の事務処理のフォローや登録者の基本的な情報の管理などもさせられていました。

会社全体の人数は役職者2名(70代・50代、女性)、正社員3名(60代・50代・40代、女性)、契約社員10名程度(30~50代、男性2名・他女性)、派遣登録者は3部署あわせて200名(性別・年代・国籍ばらばら)は越えていたと思います。

よく言えば業務内容に縛られない垣根のない会社でしたが、例えるなら「ただっぴろくて底のない沼」だな、と今は思います(笑)。

零細企業ってこんなもんかな、と半ば自分に言い聞かせていましたが、今考えると自転車操業ならぬ一輪車操業と言っても過言ではなかったと思います。

(それなりに良くして頂いた会社なので余り悪口は言いたくないのですが、客観的に見るとそうだったと思います。)

離れてみて、客観的に見て初めて気付けることってたくさんありますよね。

HSPのお仕事経験談No.5:お仕事のメリット

どんなところがHSPに向いていると感じましたか?

事務所内では重宝されていたと思います。(笑)

よくいろんな細かいところまで気がつくし、自分の仕事を後回しにしてまで他の人をフォローするし(優先順位が絶対、仕事内容に関わらず期限の迫っている仕事から片付けていけ、が役職者の考え方でした)、なんでもやらせればそこそこちゃんとこなすし、そのくせ責任感が強いから自分の仕事は忙しい他の人には振らないし。

(今、客観的にみてそうだったなぁと思う点)

これって全部HSPの特性だなとHSPを知った今では思います。

たしかに、HSPの気質が集結していますね。

キャパオーバーになっていたことに当時は気づきませんでしたが、やはり喜んでもらえたり感謝されれば嬉しかったことを今でも覚えています。

また少人数に限りますが、人材派遣という人間が商品の仕事にはHSPは向いていると思います。

今回の私の場合は、1人で抱える人数と規模が大きすぎてキャパオーバーでしたが、もう少し扱う人数が少なく規模が小さければ、派遣登録している方も働きやすかったのではないかなと思います。

(まぁ会社運営の視点から言えば、それではやっていけないという点もわかるのですが…)

実際に出会った派遣登録をされている方に対しても、いろいろと気づいたことはありますが、とにかく仕事量が多くてそこまで手がまわりませんでした。

今思えば申し訳なかったなぁと思うことが多々ありますが、当時は私もいっぱいいっぱいでしたので、仕方がなかったかなと思っています。

この反省もHSPの気質ですよね(笑)

どの立場の状況も汲み取って、ないがしろにできないfukuokaさんのお気持ち、よーくわかります。

HSPのお仕事経験談No.5:お仕事のデメリット

お仕事のどんなところが辛かったですか?

外に出て人と会う、人を動かす、という人間が商品の仕事だったのでとにかく気疲れしました。

この仕事に就くまでは、ほぼ事務職でデスクワークが90%だったので不特定多数の人に会わなければならない点、その人を商品として見極めなければならない点、それを企業側に伝えなければならない点、外に出てまわらなければならない点、が今考えれば本当に苦痛でした。

職業に感じるというか、人が足らず1人でほぼ全てをこなさなければならない、という会社の状況によるキャパオーバーなのですが…。

そもそも大勢の人を商品として扱うこと自体がHSPの私には不向きだったのだと思います(苦笑)。

でもここを辞めたらまたあの辛い無職の日々に戻ってしまうという思いの方が強く、辞めて再び地獄をみるのなら、今の状況を我慢したほうがいいと思っていました。

我慢できているつもりだったんでしょうね。

年末年始で休みに入り、仕事から離れて自分を省みる時間ができてしまったのが良かったのか悪かったのか、休みの期間中(12月28日~1月5日)に軽いうつ状態になってしまい、食欲がない、眠れない、なんだか気分がさえない、やる気が起きないなど、実感のない日々が続きました。

自覚はなかったのですが、確実に無理がたたり日常生活が送れない程にまで陥ってしまったようで、いざ仕事始めの日(1月6日)にとうとう出勤できなくなりました。

幸い両親と同居していたので、母親に何とか今の状況を話し母親から上司に電話で話してもらい、会社側には納得して頂けました。

大きくお身体を崩される前に、対処なさったことを知り安心しました。

振り返ってみると、人間が商品の仕事、主要社員が少ないのに業務量が多すぎる、上司がフォローをしてくれないのに不満ばかりぶつけてくる、といった状況に追い詰められていたんだと思います。

今思えば、上司は厳しい方でしたが話を聞いてくれない人ではなかったので、もう少し自分の要望を伝えることができていたら、改善はされなかったかも知れませんが要望自体は受容はしてもらえたのかな、とも思います。

まぁ、後の祭りですが今後に生かせればいいかなという風に考えられるようになっただけでも今の自分に花丸をあげたいです(笑)。

HSPのお仕事経験談を聞いて感じたこと

多岐にわたって様々な業務をこなさなければいけないプレッシャーと、fukuokaさんのHSPの気質がうまく噛み合わなかったのかな、と感じました。

真面目なfukuokaさんの性格がひしひしと伝わってきて、ついついご自身を犠牲にして頑張ってしまうんだと思います。

それは誰にもできるわけではないし強みにもなりますが、それでfukuokaさんご自身がこれ以上辛い思いをしないでほしいと切に願っています。

fukuokaさん、ご経験を語っていただきありがとうございました!

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